ザトウクジラ
学名:Megaptera novaeangliae
鯨類は一般に海に住む哺乳類。肺呼吸のため、頭の上にある鼻孔を水上に出し、
空気中から酸素を取り入れますが、息継ぎの上下運動に都合が良いように、
尾びれが体に水平についています。
ザトウクジラの平均体長は12~14m、平均体重は25~30t。ずんぐりした体形で、
体長の1/3に達する長い胸びれを保持。体の色は背面が黒色、腹部は白色が基本ですが、個体や群れによって
変化が見られます。上顎と下顎に、こぶ状の隆起が多数あるのが特徴。
尾びれの背面 は黒色ですが、裏側は真っ白から真っ黒まで様々な変異があり、尾びれ模様による個体識別
が行われています。後縁がぎざぎざに縁どられた大きな尾びれの中央には、V字状の切込み。
和名の由来は座頭と呼ばれる琵琶法師が演奏する琵琶に体形が似ているためと言われています。
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